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入院を言われたら、患者さんは、これだけのことを聞くこと

 

 入院の危険については、前に書きましたので、ここでは省略しますが、ニッポンの平均在院日数約四十四目というのは、アメリカの約八日に比べて、異常に長く、それだけ危険を伴うものだということを理解いただけたと思います。

 

 最近の医療ミスも、そのほとんどが入院患者さんに対して起こっているという「恐怖感」をまず感じてほしいのです。

 

 ある患者さんが、占守佃をするたびに、看護婦さんに「私は不安ですから、お尋ねしますが、これは何の薬ですか」と尋ねたそうです。

 

 隣のベッドにいた入院患者さんは、その患者さんを「毎回同じことを聞くなんてなんとしつこい人なんだろう」と眉をひそめていたようですが、ある時、その患者さんの家族から、患者さんが以前、点滴を問違えられて瀕死の状態になったことがわかり、まわりの人たちは自分たちが医師や看護婦さん任せであったことを反省したという記事が新聞の投書欄にありました。まさに、その通りなのです。最近頻発している看護婦さんの点滴ミスも患者さんがいちいちチェックしていたら、防げた事故かもしれないのです。

 

 何度も言いますが、入院は危険なのです。しかし、それでも入院を言い渡されたとしたら、患者さんはどうしたらいいでしょうか。

 

 そのためには、詳しく、入院前に医師に次のような質間をしてみてください。

 

  • 入院が必要な理由と目的を教えてください

(2)入院中、どのような検査と治療が行われるのですか

 a 医師に診断・検査(特に心臓、腎臓、脳検査)・治療(手術)、専門医(外科医)に

   ついて十分な説明を受ける。その際、医師の説明をノートに書き留め、納得がいかな

   い時は、質問をする

 b 外科医または心臓検査医に前もって医師の経験(検査数、手術数、合併症)、麻酔の

   危険率をよく問く

 c 大手術(乳ガン摘出手也、内視鏡検査、侵襲的検査、ガン治療、分娩の時には、他

   の専門医または外科医の意見(セカンドーオピニオン)を求める

 d 内祝鏡検査、小手術でも静脈麻酔薬を使川する時には、心肺機能、血液酸素濃度測

   定監視装置の使用有無を尋ねる

 e 分娩する時は、分娩促進薬の使用の有無、分娩監視装置の使用有無を尋ねる。また、

   新生児の集中治療室(NICU)の設備を確認する

(3)予想される入院期間はどのくらいですか

(4)入院中、どのようなことに注意しなければなりませんか

(5)退院後の生活はどうなるのですか

(6)退院時、退院サマリーをくれますか

(7)退院後、ホームドクターを紹介してくれますか

 

 これだけの質問をして、満足に答えられないような医師がいた場合には、その病院への入院は大変に危険が伴いますので、注意してください。

 

『名医発見』中野次郎著より