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ドナー登録の受け入れ体制

 

 実をいうとドナーの登録体制について、かなりの不満の声が各所からあがってきている。何しろ「登録したくてもできない」という人が多いのである。ドナー希望者にもっと便宜をはかってもらいたい、という声である。骨髄データセンターを設置するにあたって、血液センターではスタッフの増員をはじめとする改善は行われず、すべてそれまでの体制内で処理することになっていた。血液センターにとっては、一つ余計な仕事が増えただけである。もちろん、通常の献血や輸血用血液供給の仕事もこなしながらの業務である。

 ここで問題となるのは、どうやら日赤本社では骨髄バンク事業がわずらわしいと思っているのでは、という姿勢が見え隠れするのである。例えば、ある地方のセンターに、登録したいというかなりまとまった人数がいるので、出張採血と登録をしてほしいと申し入れをした団体があった。そのセンターはその申込を受け入れようとしたが、一応日赤本社に報告を入れたところ、それをしてはいけないという返事があり、実現しなかった。ドナー登録の受付マニュアルには、出張採血は載っていないというのである。

 しかし、日赤ばかりを責めるわけにはいかないであろう。日赤としては、予算的な裏付けもないままに骨髄バンク事業を厚生省から押し付けられたというのが実情だろう。HLA検査料は厚生省が支払っているとはいうものの、どうやら満額ではないらしい。厚生省は値切っているのである。

 今後は、厚生省も日赤に対して補助金の増額などを行っていく必要があると思う。こうした体制は、何としても見直ししていかなければならない。もしもスタッフの増強が必要ならば、予算的な裏付けをとり、それを実現した上で、登録受け付け環境の整備をしてほしいと思う。

 また、現在の体制のままでもできることはある。現在は、献血業務も献血車を出して行うより も、血液センターは献血ルームでのほうに重点を置いている。この献血ルームでのドナー登録も、やりようによってはできないことではない。もう少し何とかならないだろうか、と思うわけである。だれでもが、もっと気楽にドナー登録に出かけられる体制に、改善していかなければならないだろう。