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急性骨髄性白血病の初回寛解時の骨髄移植

 

 急性骨髄性白血病(AML)で、どのような患者が初回寛解で同種骨髄移植を受けるべきだと思うか

 患者が五〇歳未満でドナーがいれば半数の医師が「同種骨髄移植を勧める」と答えています。一方、「二五歳未満に限定したい」というのが化学療法の専門家でニーパーセント、同種移植の専門家で二六パーセント、自家移植ではニニパーセントとなっています。これは、単に急性骨髄性白血病というだけでは移植の適応にならず、「ひじょうに治りにくい患者を選んで移植させるべきだ」という意見の現れであると思います。また高年齢者では、同種骨髄移植の合併症死亡が増えるということも、判断の根拠になっています。

 さらに同じ質問で「六ヶ月以上寛解状態が続いている患者に骨髄移植を勧めるか」という場合について、=石の専門家グループともに、ほぼ半数が「そうする」と答えています。これは、この報告をまとめた筆者が異論を唱えているところであります。つまり、六ヶ月以上寛解が維持できるような化学療法を十分に受けられる場合は、骨髄移植と化学療法の成績の差がほとんどなくなるという報告があるわけです。そういう報告からすると、五〇パーセントの医師が移植を勧めるというのは多すぎるのではないか、今までの論文発表を無視している、というように筆者はコメントしています。しかし、約半数の医師が、同種骨髄移植の合併症による死亡率の低下と、同種骨髄移植が確実な治療の手段ということで判断していると考えられます。