傷病手当金・出産手当金・報酬などとの調整

 

 傷病手当金と出産手当金の両方が受けられる場合は出産手当金が優先支給となります。出産手当金を支給すべき場合において傷病手当金が支払われたときは、その支払われた傷病手当金は出産手当金の内払いとみなされます。報酬と出産手当金傷病手当金との調整

 疾病にかかり、負傷し、または出産した場合において、事業主から報酬の全部または一部を受けることができる者に対しては、報酬を受けることができる期間、傷病手当金または出産手当金は支給されません。ただし、その受けることができる報酬の額が傷病手当金または出産手当金の額より少ないときは、その差額が支給されます。

 労災保険による休業補償給付を受けている期間中に業務外の病気を併発し、労務不能となった場合、休業補償給付の額が傷病手当金の額を上回っているときは、傷病手当金は支給されません。

障害厚生年金傷病手当金の調整

 傷病手当金の支給を受けることができる者が同一の疾病または負傷およびこれにより発した疾病に関し、厚生年金保険法による障害厚生年金の支給を受けることができるときは、傷病手当金は支給されません。

 ただし、その受けることができる障害厚生年金の額*について障害厚生年金の額を360で除して得た額(その額に1円未満の端数があるときは切り捨てた額)が傷病手当金より少ないときはその差額が支給されます。

 傷病手当金の支給を受けるべき者が、同一の疾病または負傷およびこれにより発した疾病につき厚生年金保険法による障害手当金の支給を受けることができるときは、同一傷病に基づく障害手当金の支給を受ける日から、その日以後傷病手当金を受けるとした場合の傷病手当金の合計額が、障害手当金の額に到達する日まで、傷病手当金は支給されません。

障害厚生年金の額同一の事由について、国民年金法の障害基礎年金の支給を受けることができるときはその合算額です。