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クリティカルパスとは

 

 もしあなたが、治療や手術のために入院しなければならなくなったとしたら、自分がどのくらいの日数入院し、日々の診療の過程をどのようにすごしていくか、あらかじめわかっていれば安心して入院生活を送ることができるのではないでしょうか。

 クリティカルパスとは、もともと生産工程やプロジェクトなどにおいて使われていた用語です。たとえば、Aという作業工程をおえて、次のBという作業工程を進めていくというように、相互に従属関係にある複数の作業の一連の作業の集まりのことをいいます。

 このような手法を医療現場でもとり入れ、疾病ごとに入院から退院まで、患者さんが手術、治療、検査、服薬、食事など、具体的にどのような医療を受けるのか、病院の医療スタッフがどのように関わるのかを規定したプログラムです。

 たとえば、ある病気で入院した患者さんが、入院初日にX線検査、心電図検査を受け、その日から治療食を喫食、2日目の朝に検温、血圧測定、午後に血液検査をうける‥‥・、10日後には退院予定。などなど毎日の日々病院でどのようなすごし方をするのかがわかるスケジュール内容を示したものです。

 臨床の現場は。医師を中心に、看護師、検査技師、放射線技師、理学療養士、臨床工学技師、作業療法士、栄養士などさまざまな職種の人々が支えています。

 医療行為はこれらの専門スタッフが、相互に十分な連携を取りながら進めていくことが欠かせません。

 クリティカルパスを活用することは、患者さんにとっても安心して医療を受けられるというメリットがあるわけですが、医療現場のスタッフが相互に効率的に連携し、医療の質を高めることに役立ち、また、効率的な医療行為の実現に役立ちます。

 クリティカルパスは、医療スタッフの種類、人数、医療設備の状況など、個々の医療機関の状況に合わせてオリジナルに作成されるものですが、医療の標準化につながり、ひいては医療の質の向上につながるものです。

 クリティカルパスに積極的に取り組んでいる医療機関では、内容を絶えず検証し、より良いものを作るように検討を重ねています。

 より良いクリティカルパスが多く生み出されることを期待しています。