医療英語の翻訳会社BEST3

医学論文・治験文書・症例報告書・医療機器マニュアルなどの英語翻訳サービス

サンド薬品は94年から完全自販体制に移行

 

 サンド薬品はスイス系。親会社はグローバル規模で研究開発を展開しており、免疫製剤、呼吸器官用薬、ホルモン製剤などで強みを発揮している。

 

 三共との販売提携を段階的に解消し、九四年から完全自販体制に移行する。三共の販売力によって売り上げを伸ばしてきたのか、薬の有効性で伸張してきたのか、真価が問われることになる。

 

 もっとも、主力製品である抗喘息薬「ザジテン」は九〇年の売り上げ三九〇億円をピークにマイナス成長を続けており、新薬の伸びがなければ増収確保は難しい。世界的製品である免疫抑制剤「サンディミュン」も伸びているが、日本市場では大型化と呼べる水準には達していない。

 

 しかし、完全自販への移行に歩調を合わせる格好で、有望新薬がスタンバイしている。最も大型化が期待されているのが、田辺製薬と共同開発中の高脂血症治療薬(HMG‐COA還元酵素阻害剤)「フルバスタチン」。現在フェーズⅢにあり、このまま順調にいけば

 

 「メバロチン」「リポバス」に続く三番手銘柄として上市される。

 

 また、九三年五月に承認申請済みの白血球減少症治療剤「ロイコマックス」(GM‐CsF)、フェーズⅢにある制吐剤など、今後発売が予定されている新薬は、成長市場でかつ競合品の少ない分野に集中しており、大型化、ライフサイクルの長期化が期待されている。

 

 九二年四月に生産設備が本格稼働、九三年一〇月に筑波総合研究所が完成と、日本国内での研究開発から生産、自社販売までの一貫体制を一気に整えた。

 

 九六年の売上高一〇〇〇億円という目標に向けた準備は万全で、あとは新製品がいかに早く市場に浸透するかだろう。