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外資で唯一の上場企業―萬有製薬

 

 

 外資で唯一の上場企業。メルク傘下で、循環器系用薬が売り上げの約五〇%を占めている。

 

 三共の「メバロチン」の陰に隠れてあまり目立っていないが、九一年に発売された同社の高脂血症治療薬「リポバス」の売り上げは九三年三月期で約二〇〇億円、九四年三月期は三〇〇億円に迫る勢いだ。

 

 高脂血症治療薬(HMG‐COA還元酵素阻害剤)市場は、この二品だけですでに一五〇〇億円規模に達しているが、まだピークを打った感はなく、薬価の重点引き下げが実施(九四年四月から一二・二%引き下げ)されても吸収できるとみられる。

 

 八六年に発売されたACE阻害剤「レニペース」は八九年度に年商四〇〇億円を超え、同市場のトペフシェア商品となっている。激戦市場だけに、伸張はしていないものの、安定した売り上げを維持している。

 

 抗生物質「チェナム」は八七年九月に発売後、わずか二年でわが国の大型薬品の卜ップニ○製品に仲間入りしたが、薬価引き下げ、競争激化などの影響で伸び悩んでいる。九二年度はMRSA問題などで「チエナム」の使用が見直され急回復したが、九三年度は前年の反動もあってかニケタ減収になりそうだ。

 

 メルク抗生物質の主力商品でもある「チエナム」の後継品として浮上しているのが、同社の自社開発品「BO‐2727」。仮に、後継品となれば、親会社のメルクを通じて世界中で販売されることになる。外資日本法人が開発した新薬が、国際的新薬になれるかどうか注目される。実現すれば、バルク輸出一〇〇億円も可能といわれている。

 

 このほか、山之内製薬と共同開発中の前立腺肥大症治療薬がフェーズⅢに、帝人と共同開発中の骨粗しょう症治療薬がフェーズHにあり、開発中の新薬には有望新薬が目白押しといえる。                       ‘’

 

 「リポバス」の拡大効果などにより、九四年三月期経常利益は五期ぶりに増益に転じる見通しで、九五年度には最高益を更新する可能性が強い。開発中の新薬が収穫期を迎えれば、さらなる成長も可能だろう。