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アメリカヘの進出意欲が依然強い中外製薬

 

アメリカでの新薬開発では一頓挫した感のある中外製薬だが、ヨーロッパでは八九年に設立した合弁会社「中外・ローヌープ上フン」でG‐CSFの臨床試験を進めていた。

 

 また、アメリカへの進出意欲は依然強く、活性型ビタミンD誘導体「OCT」が新たな対米戦略商品として浮上している。

 

市販後調整で最も先行する田辺製薬

 

 田辺製薬は欧米に研究開発拠点を設立している。アメリカにある一〇〇%子会社の夕ナベーリサーチコラボラトリーズ(TRL)社は、提携関係にあったアメリカのイミューンテック社から九〇年に研究部門を買収したもので、現在は免疫・アレルギー関連の基礎研究を行なっている。

 

 ヨーロッパにはスイスに英グラクソ社と、フランスに仏ローヌ社とそれぞれ折半出資で医薬品開発作業専門の合弁会社を設立しているほか、フランスに一〇〇%出資の臨床試験専門の開発子会社を設立している。研究開発拠点は整ったといえよう。循環器系治療薬の開発を目指しており、あとは成果待ちといったところだろう。

 

 なお、同社は八三年から八七年にかけてアメリカで「ヘルペッサー」の心筋梗塞再発防止の効果をみる臨床試験を実施したほか、九二年末からは欧米三国で同じく「ヘルベッサー」の市販後調査(PMS)を実施しており、日本の製薬メーカーの中ではPMSで最も先行している。

 

 「ヘルペッサー」の即効性だけでなく、死亡率の低下など長期的な効果を確認できれば、ロングセラー化、差別化などにつながるとの読みだ。

 

医薬用カプセル事業で海外展開への第一歩を踏み出した塩野義製薬

 

 塩野義製薬は、大手では最も国際化への対応が遅れていたが、九二年に米イ上フイーリリー社から医薬用カプセル事業を買収し、ようやく海外展開への第一歩を踏み出した。医薬品に関連したカプセル事業を通じて海外展開のノウハウを蓄積し、そのノウハウを国際的医薬品の研究開発に活かす方針だ。

 

  一応ドイツのデュッセルドルフとニューヨークに開発拠点を設立しているが、まだ海外で自社開発した医薬品はない。アメリカで臨床試験に入っている気管支喘息薬「S1452」の製品化が期待されている。