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国内に先駆けて欧米で発売された武田薬品工業の「リュープリン」

 

 武田薬品工業の前立腺ガン治療剤「リュープリン」が日本で発売されたのは九二年九月。しかし、アメリカでは八五年から発売されており、九一年には欧米で推定四〇〇億円の売り上げを誇り、日本発売に先駆けて世界的新薬の仲間入りを果たしている。

 

 「リュープリン」が海外で先行発売されたのは、いうまでもなく、海外のほうが前立腺ガン患者の数が圧倒的に多いからだ。

 

 また、同社はプロトンーポンプーインヒビター(PPI)と呼ばれる新タイプの抗潰瘍剤「タケプロン」を九二年一月に、国内に先駆けてフランスで発売している(国内の発売は九二年二万)。「タケプロン」も世界同時開発を行ない、実用化された新薬だ。

 

 さらに、同社はエイズが原因のカポジ肉腫を対象とする抗ガン剤の研究を、ハーバード大学と共同で行なっている。この抗ガン剤の場合、臨床試験は完全にアメリカで先行して行なわれている。

 

坑ガン剤「DS4152」の自販体制の確立目指す第一製薬

 

 第一製薬もカポジ肉腫を適応症とする抗ガン剤の一種、新生血管成長抑制剤「DS4152」の臨床試験をアメリカで先行して行なっている。

 

 同社は、この抗ガン剤を海外における自社開発、自社販売製品の第一号と位置づけ、二一世紀初頭までに自社販売体制の確立を目指している。すでに、日・米・欧(ロンドン)の三極開発体制は整えており、研究面ではアメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校と共同で動脈硬化に関する基礎研究を行なっている。これで、販売網が整備されれば、同社の国際化は第三ステージに入ることになる。

 

 

ヨーロッパに研究拠点を設立した山之内製薬

 

 山之内製薬は、九〇年に日本の製薬メーカーとしては初めてヨーロッパに研究拠点を設立(「山之内イギリス研究所」)したほか、米ジェネティクス研究所など数多くの研究所と共同研究を行なっている。米国バイオベンチャーと共同開発した体外診断薬はすでに製品化されている。