2014-05-28から1日間の記事一覧

小児のけいれん性疾患

小児期には、ひきつけとかけいれん症状がしばしば認められる。これらのけいれん症状は、てんかんの症状と類似しているため、てんかんと誤って処置されやすい。 小児で見られる小児けいれんを原因別に分類したものが表10- 3 である。これからもわかるように、…

てんかんの全般発作(generalized seizures)

全般発作が部分発作と異なることは、発作が突然前ぶれもなく始まり、けいれんを伴う場合でも両側性左右対称的とか全身的におこって、発作開始とともに意識がなくなることが多い点である。このような発作の特徴としては、特定の脳の部位に発作が限局せず、意…

てんかんの部分発作(要素発作)

てんかん発作の症状は多様であり、診断においてはどのタイプのてんかん発作であるかを決めることが最も重要である。しかし、てんかんについての考え方の違いとか、何を基準として分類するかによってその分類もかなり違った内容となる。ギブス(Gibbs)やレノッ…

てんかん:原因と脳波、発作発現の機序

てんかんは、てんかん発作を主たる症状とする。しかし、てんかんの症状は多様で、本態も複雑であるために、その概念はいろいろと変遷の経過をたどった。19世紀後半、英国のジャクソン( J。H。Jackson)は、大脳皮質灰白質におこった興奮が増強され、脳内に広…

ボバース法とボイタ法

ボバース法とボイタ法 〔超早期診断と治療〕 7種の姿勢反応を判定してスコア化し、それによって症候性危険児を見つけ、その中度と重度の場合に直ちに訓練を実施する 〔訓練の基本〕 新生児には反射性の前進運動機能が生来的に発生・発現するが、その要素と…

運動障害の治療教育

運動障害全般について言えることでもあるが、脳性マヒに限ってもその発見ないし発症の時期によって、治療的な手だても変わりうるし、さらに障害の夕イプや内容によってもそれは大きく変わりうる。近年、リハビリテーションへの認識と期待が高まり、また医療…

脳性マヒの早期発見

脳性マヒに限らず、障害の早期発見は、早ければ早いだけ障害の重度化、固定化を少しでも軽減するうえで決定的である。この間障害児、要経過観察の子どもについては適宜呼び出したり、訪問などして相談・指導にあたる未受診者および転入者に対して、電話、ハガ…

中枢神経性五障害:進行性筋ジストロフィー症など

中枢神経性五障害 その他の中枢神経系の傷害による運動障害がいくつかあげられる。 a。二分脊椎(spina bifida または脊椎破裂)胎児期の脊椎形成不全のため、椎弓と棘突起の癒合がすすまずに左右に分かれたままとなり、本来その内部に保護されるべき脊髄が…

脳性麻痺の原因分類と合併症

脳性マヒをもたらす脳障害の発生時期は、出生前、周生期、出生後の主要3期に分けられる。医療や母子保健の進歩、また環境条件の変化に伴い、各期の作用要因も変わってきているが、主なものをあげる。 a。出生前一遺伝的要因。妊娠中毒症、糖尿病、母親の風…

脳性マヒのタイプ

脳性マヒの定義として比較的定着しているのは、「受胎から新生児(生後四週以内)までのあいだに生じた、脳の非進行l生病変にもとづく永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常である。この症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、…

中枢協調障害と脳性運動障害

脳性マヒは、中枢神経系-とくに上位脳の障害に起因する運動障害であるが、障害の発生時期は胎生期から出生後にもわたり、どれだけ早期にその被害を発見するかによってその後の障害の発現にたいする対応のちがいがでてくる。近年、脳性マヒの早期訓練、早期療…

運動機能障害の多様性

発達過程であらわれる運動機能障害はじつに多様である。 教育上は、障害が主として運動機能にある場合を「肢体不自由」と総称しているが。肢体不自由をきたす病因やその内容には、まったく異質なものが含まれる。また「肢体不自由」が必ずしも前面にあらわれ…